仕事についての考え方 − 仕事って楽しい?辛い?
仕事、働くことについてブログやネット上で色々な意見を見る機会がある。
仕事は何のために?、楽しいのか?/辛いのか?
いくつかの意見には賛成できるし、いくつかには違和感がある。幸いにして自分は自分にあった会社にたまたま入れたのか、これまでのところは色々と厳しい目には遭いながらも楽しく過ごすことが出来ている。
何のために働くのか?
まず、そもそもどうして働かないとダメなのか?働かずに暮らしていた方が良いのでは?という意見に対して。
自分自身は、まず第一にはお金を稼ぐ必要があるからというのがあるかなぁ、と。
じゃあ仮に思考実験で親が裕福、あるいは自分でマンションなどを持っていて不労所得が十二分にあれば働かないか?、これは自分自身何とも言えない。
ただ、現実にいまは暮らしを続けるために「お金」が必要で、それを実現するためという形。
楽しいのか/辛いのか?
では仮に働くとして、どうしたいのか?
これは割と明確。そもそも自分は小さいころからずーーっと研究者になりたくて、学生時代から論文書いたり、学会に出席したりと学究の世界を目指していた。
が、そんな中でいまの会社にはいるキッカケになったのは(一番そもそもは周りが就職活動する中で、置いて行かれた感じがして、ちょっと面接受けてみよう的な極めて「流され型」ではあるが)、面接を受けていた際に「どうせ働くなら楽しく働きたいよね!」という言葉。
この言葉はそれまで「楽しくやる」ということを考えたことがなかったような感じで、すごく意外なように自分には響いて、また「確かにね」と胸にストンと落ちた。
いまの会社は文化というか共通の価値観として「働くなら楽しく働こう」というのを(色々とありつつも)大切にはしようとしている。
個人的には、
- 仕事は辛いものという100%の決めつけには違和感がある
- 仕事は全て楽しい!、というのもそれは言い過ぎだと思う
- 仕事にはストレスがつきものでしょ!、というのはまぁそれはそういう面はある
- だから全て仕事は糞だ、というのは言い過ぎに感じる
- お客さんに喜んでいただいた、褒めてもらえた、仲間と何かをやり遂げたとか「嬉しい」「楽しい」瞬間があるのはあるし、そういう瞬間はすごく嬉しい
- あとは高杉晋作の句ではないけど、物事を眺めるのに楽しい側面もあれば、苦しいしんどい面もあり、どう捉えていくかは色んな捉え方がある
- だからこそ仕事を構成するメンバーが皆、どうせやるなら楽しくやろうという気持ちを持っていれば、皆が快適に仕事を出来る可能性が高くなる
- 自分は管理職、リーダーとして、楽しい職場作り、どうせ時間を費やすならためになって、成長できて、楽しむ雰囲気、各自が自分なりの思いを持ってできるように場を作っていきたい
というような感じ。
もちろん上記は「そうありたい」「そうしたい」という感じなので、「出来ているか?」で言うとはるか遠い場所にいるなぁ・・・と凹むこともあれば、自分が感情的になっていて嫌になることもあれば、色んな時がある。
だけど、商売やビジネスというのは本来的には、売り手も買い手もが「嬉しく」なるというのがあるはずだとは思うので、出来るかぎりで仕事を楽しめるように、楽しくできるように、楽しんでもらえるように、できたらいいなぁ、やりたいなぁ、とは思う。