日々を楽しく過ごしたい!

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「プロジェクト管理」の社内研修講師1日目完了!

ひょんなことからお引き受けした社内の「プロジェクト管理」に関する研修講師、3日連続の講義の1日目が無事完了!

受講者の方々の反応も良好で、週末かけて準備を頑張ってきた甲斐があったと、ホッと一息。

当たり前のことが当たり前に出来ないのはどうしてか?

システム業界での「プロジェクト管理」。前回記事にも書いたように言われることはある種当たり前のことばっかり。でも7割近くのプロジェクトが納期/コスト/品質のいずれかで問題があったりする業界の現状はいったいどうして起きてしまうのか?

社内研修の講師準備!/プロジェクト管理について - 日々を楽しく過ごしたい!

 丁度、本日講義をしてる中で改めて考えてみた。

  • 「システム」はこんなシステムが欲しいと伝えること自体が難しい(要件定義が建築物等と比べてもそもそも難易度が高い)
  • 技術的な進展も早く、必要なスキルを全般的にカバーしている人材の絶対数が不足している(見積もりに必要なソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク、その他諸作業や、システム化対象業務(会計、人事給与、在庫管理などなど)の全てに精通した人材が少ない。作業はしたことがあっても見積スキルを有した人が少ない)
  • ユーザ側もシステム屋さんに丸投げで、社内を調整できず要件が膨れ上がるのをコントロール出来ていないケースがある

などなど。まぁ、色々な問題点はありつつも、そうは行っても業界全体のレベルアップは継続的に進んでいるのも事実。

IT/システムがもたらしてくれているもの

おそらく10年前の技術/開発環境で、いま現在のシステムをプログラミングしてみることを想像すると2−3倍くらいは生産性は良くなっているのではないかと思う。

(ただし、システムそのものが10年前からは何倍も高度化/複雑化しているので、結局作り手側が苦しい状況はあんまり変わっていないと思われる。)

それでも、ITがあるお陰で、ネットショッピングが出来たり、物流が素早くなったり、在庫管理で無駄な廃棄が減ったり、売れ筋商品の分析でより良い商品が開発されたり、SNSで気軽に早くコミュニケーションが図れたり、「世の中がITのお陰で良くなっている」という側面があるのは事実だと思う。

もちろん負の側面(例えばSNS疲れのような)は絶対にあるだろうし、無条件にITバンザイを唱えても意味がないとは思うものの、一方で業界に携わる人間として、ITの素晴らしさ/システムがもたらしてくれているものの素晴らしさも伝え続けていけるようになりたい!

PS.

久しぶりに来た横浜みなとみらいの本社からの風景。

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