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富山マラソン - レースレポート

昨日は富山マラソン。

自分にとっては人生4回目のフルマラソン。(初フルは2015年京都。2015年4月かすみがうら、2015年12月青島太平洋に続く4回目)

2016年2月の北九州マラソンをまさかのインフルエンザで欠場して以来、久しぶりのフルマラソン。前夜は本当に走りきれるのか?記録が出せるのか?と緊張感Maxでした。

当日朝!

さて、この富山マラソン。ランナーにとっては楽しいワンウェイのコース。

前夜は富山駅から歩いて5分くらいの宿。(この宿もなかなか面白かったので、いつかブログに書きたいと思います。)

早朝5時に起きて、着替えと荷物整理と、前夜コンビニで大量に買い込んだ朝食をいただく。(またしてもテーピングを切るためのハサミを忘れたり、せっかく用意してきていた乳首スレ用の絆創膏を貼り忘れたりと、やっぱりレース前はバタバタで準備を完璧にできておらず反省。)

 

大会のスタート地点は隣の市の「高岡市」。そのためまずは移動から。

朝焼けの美しい富山駅前。ランナーさんもそこかしこにいらっしゃり、否応なしに大会前の緊張感に包まれる。

相変わらず大きな大会時はトイレが大混雑。富山駅でトイレに行こうとしても10人以上が並んでいたので諦め。

富山駅から北陸新幹線にて移動。(もう1つローカル線もあったのですが、大会案内に混雑するから新幹線推奨!って書いてあったので。)

1駅なのでわずか8分。ここでもトイレとの戦い。新幹線の中で行けば良いかと甘く考えていたが、車内でも大混雑!

新高岡という隣の駅で降車。そこからシャトルバスが出ていたので、ここでも大行列を並んで移動。(観光バスで全員座れるのかと思いきや、自分の番だけなぜか路線バスで、かつ自分の番がたまたま満員で立つ羽目に。朝から運がないなぁと内心嘆いてました。)

会場到着!

バスに揺られること15分。大会会場そばに到着。すでに到着したら「荷物預けの締め切りですー」とアナウンスがあって、大慌て。

荷物を預けてから、大会関係者の方にトイレを聞いて、待ってから用を足していたらあっという間に整列。ドタバタでした。

今回は自分はBブロック。これまでは京都ではスタートまで10分以上かかっていたので、こんなにスタート地点が近いのははじめてで感動でした!

 ゲストでいらっしゃっていた金コーチの案内でストレッチをしていたら、あっという間に9時のスタート。何だか気持ちの整理もつかないままに慌ただしく出走してしまったような感じでした。

ちなみに、計測は迷いに迷ったあげくに左手にApple Watch(Series2)、右手にGarmin 225Jといういつも練習のときにしてるのと同じスタイルにしました。

(ズボンのポケットにiPhone6S、充電はそれぞれ前夜に宿で満タンにした状態。)

スタート直後(5kmまで)

スタートしたものの、いきなり道が「狭い!」。いままでのどの大会よりもスタート直後は道が狭い感じでした。

(どうやら高岡大仏という大仏様がスタート地点直後にあった様子。が、自分は人の波で混雑していたのでぶつからないようにと集中していたら、見つけることすら出来ず・・・)

そのため1kmはやや渋滞気味。これはどの大会でもそうなので最初から諦めていたため特に問題はなし。

今回はブロックが早かったおかげで、周囲のランナーさんもペースが早くお陰様で2km目からは5分を切るペースに。そこからは普段の巡行速度である4分45秒ペースくらいで走る。(5kmラップ:24分30秒。)

5kmから10kmまで

5kmをすぎるとだんだんと道幅も広くなってきて、その頃には次第にランナーさんもバラけてきて良い感じで走ることができるように。

沿道の応援もとってもたくさんいただけて、周りの方とハイタッチなどをしていたら、とっても楽しい気持ちになってきて、気持ちよく走れました。

普段自分はずっと1人でランニングをしており、人と一緒に走ることが全くないので、そもそも「頑張れー!」と声をかけて頂けることそのものが非常に嬉しい。

(たまに朝走っていると「おはようございます」と声をかけて頂けるお爺さん、お婆さんがいらっしゃるのですが、それもすごく嬉しいです!)

9km地点から大きな川沿いになり、眺めの良い景色で走りやすかったです。(5-10kmラップ:23分53秒。)

10kmから15kmまで

自分は普段の朝ランは10km未満で切り上げているので、まずは10km越えてまだまだ体調も悪くなく、普通に走れていたので、この時点でホッと一息。

沿道の応援はまだまだ続いており、特に子どもたち(幼稚園、小学生、中学生、高校生)が一生懸命声を出してくれているのを見るととても勇気づけられました。

15kmまではひたすらに川沿いを走る形でフラットで走りやすかったこともあり後でペースを見てみると4分30秒台で、快調に走ることが出来ていました。(10−15kmラップ:23分12秒。)

15kmから20kmまで

ここから海沿い。日本海の雄大な景色を楽しみながらの海沿いラン。

自分は海のない京都市生まれなので、海の景色を見ると常にテンションがあがります!

さらに先の方にはこの富山マラソンの大きな特徴の1つの「新湊大橋」の巨大な姿が見えていました。

www.info-toyama.com

新湊大橋」はこちら。とても美しい巨大な橋です。

19km地点から、高速道路入り口のように大きく旋回しながら50mくらいを駆け上がる形。ハーフ手前でのこの登りは結構辛かったです。周りのランナーさんも結構苦しそうでした。(15−20kmラップ:23分48秒。)

20kmから25kmまで

ただ、やっぱりとっても美しい橋で、登った後の目の前には遠くに立山連峰の美しい山々が見えて、左手には富山湾、右手には町並みが見えて恐ろしく綺麗な景色でした。

そのため、しんどい気持ちも吹き飛んで、見事な景観を束の間楽しんでニコニコと走ってました。

21km過ぎてハーフを越えた時点で1時間41分11秒。このままのペースで行ければ十分Sub3.5は行けるけど後半どうかなぁ・・・と思いながら中間地点の看板を越えていく。

21kmから今度は50mの急激な下り。今回最終盤にすごく辛かったのですが、それは思い返せばここで急激な下りで足を痛めていたんだろうなぁと感じます・・・

下ってからは、今度は平坦な道が続き、まだまだこの時点では元気でした。

(20−25kmラップ:23分30秒。)

25kmから30kmまで

ここからは一転して田園風景。ひたすらに続く田んぼの景色。このくらいから丁度自分の目の前を走っていたランナーさんが綺麗なフォームで、ほぼ自分と同じペースだったので、密かに追走させて頂く。

背筋がピンと張って、足もリズムよく、後ろから綺麗なフォームだなぁと思いながらひたすらぴったりと走っていたら、そろそろ疲れてきたランナーさんも出てきて割りと順調に追い抜くことが出来ていました。

自分はハーフを越えたので失速が怖かったのですが、まだこの時点では意外に元気でした。(25−30kmラップ:23分43秒。)

30kmから35kmまで

これまではフルマラソンの前は東京30Kなどの30km走で事前練習をしてから大会に臨むのがほとんどだったのですが、今回は仕事も忙しくややぶっつけだったので30kmを越えた時点では非常に不安でした。

が、30kmを過ぎた時点ではまだ元気で、綺麗なフォームのランナーさんを追走。

そのまま32kmを過ぎて、追走していた方がペースが落ちてきたので追い抜いて前に。残り10km地点までは元気でした。

しかし33kmを過ぎたあたりから一変。事前のコース紹介でも34kmから35kmにかけて「山」になっているのを見ていたのですが、富山市内に入る前に「呉羽山」というちょっとした丘陵地帯を越えていく形に。

32kmまでは気持ちも元気だったのが、この34km付近で坂が本格化してきてから急激に失速。なんとか足は前に運び続けるものの、フルマラソンでは毎回感じる足裏が倍くらいに膨れ上がっているような感覚が急激に襲ってくる。

ほんの1km、2km手前までは、このまま行けるかなぁなんて甘く考えていたのが嘘のように「止まりたい」「歩きたい」という気持ちに襲われる・・・

(30−35kmラップ:23分59秒)

35kmから40kmまで

35kmで山は登りきって下りに。が、ここまでの疲れた足には下りのほうがダメージが大きかった様子。お尻も痛く、足裏が腫れ上がった感覚に襲われ、身体全体がだるい感じに。

「歩こうかなぁ」、「ちょっと休んでもなんとかSub3.5は行けるタイムかなぁ・・」などと色々と考えてしまう。

が、前回青島太平洋マラソンでは同じように35km過ぎてから何度か歩いてしまい、結果としてあとで物凄く後悔したことを思い出す。

なんとか今回もまたそれを繰り返す訳にはいかないと気持ちを奮い立たせて、まずは1歩1歩に集中と、とにかく足を前に出し続けることだけに集中。

なんとか歩かずに走り続けてはいられたが、4分台をキープできずについに5分台に落ちてくる。市内に入ったので再び沿道の応援も大きく、たくさんの声援を頂くがすでに疲れ切っており反対側に動いてハイタッチをするだけの元気もなく、声援に笑顔を返してペコリとするのが精一杯。

38kmから橋を渡って富山市街に入り、宿泊していたホテルの前を通過し40kmへ。が、もうこのあたりは身体全体がだるくて、やっぱり練習不足を痛感。(月間150kmどころかやっと100kmしか行かない月もあったのを今更ながらに後悔・・・)

(35−40kmラップ:25分23秒。)

40kmからFinish!

40km越えてからももうあとわずかだと思いながらもゴールまでが遠い。1歩1歩がしんどくて、足裏は腫れ上がり、お尻も痛く、鉛が入ったように重い。

正直に言えば、もう最後は相当ゆっくりしてもSub3.5自体は達成できそうなタイムでもあったので、休もうか、歩こうかというのをずっと考えていました。

が、ここで予期せず子供の「お父さん頑張って〜」という声援が。

今回はじめてマラソンに1人旅ではなく家族同伴で来ていたのですが、もともと何時になるか分からないから、別行動してるねーと聞いていました。

が、ちょうど観光に区切りがついたころにGarminのLive Trackで見たらそばにいたので急遽応援に来てくれたとのこと。

子供の前で歩くのはさすがに出来ん!と最後頑張って走り続けてなんとかフィニッシュ。声援を受けてもペースをあげる気力はない位、現時点では持てる力を出し切ったと思います。

結果はグロスで3時間23分42秒。(ネットで3時間23分8秒。)

富山マラソンを走ってみて!

まず何よりも沿道の応援が大変に温かく走っていて楽しい大会でした。

また、エイドも充実しており、コースの景色も非常に美しくとても良い大会だったと思います。

ただ、20kmと35kmの坂はランナーには結構しんどく、最終盤は本当に辛かったです。

が、今回は前回のように歩かず、最後まで走りきれたので個人的には大満足でした!